希望の人数の子どもを持てないのは経済的な理由が最多
株式会社ネクストレベルが運営する縁結び大学は、夫婦が安心して子どもを持つために必要な条件・状況について明らかにするため「希望していた子どもの人数と、実際の子どもの人数の相違」について、インターネット上でアンケート調査を実施し結果を発表した。
もともと希望していた子どもの人数と実際の子どもの人数とを調べたところ、希望したとおりの人数の子どもがいる人は全体の35.1%のみでした。
子どもの人数でもっとも多かった回答は「1人」で、4割以上の人が該当しました。次いで「2人」が29.4%、3人以上の子どもがいる人は全体の7.3%でした。また「0人」と回答した人も20.8%いました。
その理由を尋ねた質問では「これから産む予定がある」と答えた人もいましたが、なかには夫婦間で子どもを持つことに対する意見が違うために希望の人数を持てないという回答もありました。
希望の子どもの人数に関しては、57.6%の人が「2人」と回答。続いて多かったのは「3人」で24.7%でした。
希望していた人数より実際の子どもの人数が少ない人に理由を尋ねると、もっとも多かったのは「経済的な理由」で28.9%でした。 次に多いのが「その他」の23.2%です。
希望どおりの子どもを持つ条件としてもっとも多かった回答は「収入が現在よりも増える」(59.2%)です。約6割近い人が、収入がもっとあれば希望どおりの子どもが持てると考えていることが分かりました。
もっとも必要だと思う条件・状況について尋ねてみたところ、「収入が現在よりも増える」ことと回答した人が23.4%に対し、「今より多額な子育て支援が得られる」は4.3%、「子育てにお金がかからない福祉・補助制度の充実」が7.4%でした。行政の制度など、外的な支援には限界があると感じる人が多いことの表れといえそうです。
希望通りの人数の子どもを持てた人に質問したところ「特に工夫してない(もともと可能な人数)」と回答した人が52.7%で、もっとも多くなりました。生活水準や家族計画にあわせて、無理のない範囲で子どもの数を決めた人が多いようです。
希望通りの人数の子どもを持てた人、そうでない人の両方に、子どもの人数を決めるのに重要だと思う要素について尋ねたところ、「家庭の経済状況」が87.4%で、もっとも重要な項目として挙がりました。
■調査概要■
調査方法:インターネットアンケート
調査対象:20〜40代の子供を持つ男女
アンケート母数:計231名
実施時期:2021年10月22日~10月25日
調査実施主体:縁結び大学(https://jsbs2012.jp/date/)
調査会社:株式会社ネクストレベル
株式会社ネクストレベル
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