管理職になりたくない人が7割超え

「識学」を使った経営・組織コンサルティングや従業員向け研修を展開する株式会社識学は、「管理職に関する調査」を行い結果を発表した。

その結果、管理職になりたいと回答したのはわずか8.0%と低く、中でも女性は4.0%という結果に。管理職になりたくない理由は「出世欲がないから」が50.9%と最も高く、「責任が伴うから」50.0%、「仕事量が増えるから」42.6%と続きました。また、現在の日本では女性管理職の数も少なく、管理職になりたいという女性も少ない中、女性管理職を増やすためには何が必要かを聞いたところ、「子育てや介護などの両立支援」が54.7%と最も高い結果となりました。

現在管理職ではない方に「管理職になりたいか」聞いたところ、「なりたいと思う」と回答したのは8.0%で、「条件(給与面等)によってはなりたいと思う」が20.0%、「なりたいとは思わない」が72.0%となりました。男女別にみると、男性で管理職に「なりたいと思う」と回答したのは12.0%だったのに対し、女性はわずか4.0%でした。


前問で「管理職になりたくない」と回答した方に、その理由を聞くと、「出世欲がないから」が50.9%と最も高く、次に「責任が伴うから」50.0%、「仕事量が増えるから」42.6%と続きました。


現在管理職の方に、管理職をする上での苦労を聞いたところ、「部下の指導や育成」が49.3%と最も高く、「責任が重い」が39.3%、「部下とのコミュニケーション」が36.7%、「上司と部下との板挟み」が34.0%と続きました。


管理職の方へ、そのやりがいについて聞いてみると、「やりたいことができること」38.0%と最も高く、「自分が成長できる」36.7%と続きました。


自分の役割を果たすために十分な権限があると感じているかを聞いたところ、権限があると「感じる(やや感じるも含む)」と回答したのは54.7%でした。


女性管理職を増やす社会全体の動きについて、その賛否を聞いたところ、「賛成(やや賛成も含む)」59.0%、「どちらとも言えない」34.3%、「反対(やや反対も含む)」6.7%という結果となりました。


女性の管理職を増やすためには何が必要かを聞いたところ、「子育てや介護などの両立支援」が54.7%と最も高く、「女性が不利にならないような人事評価の方法」50.0%、「育休や在宅勤務などの社内制度を設ける」43.3%と続きました。


■調査概要

調査機関:株式会社識学

調査対象:全国の従業員数10名以上の企業に勤める20歳~59歳の男女の会社員

現在管理職の方、もしくは現在管理職ではない方

有効回答数:300サンプル(管理職:150名/非管理職:150名)

調査期間:2023年1月6日(金)~1月11日(水)

調査方法:インターネット調査


株式会社識学(SHIKIGAKU. Co., Ltd.)https://corp.shikigaku.jp/