働く男女800名 汗とニオイに関する調査
花王リセッシュは、汗とニオイに関する意識と実態を探ることを目的に、全国の働く男女800名を対象に調査を行い結果を発表した。
今回の調査により、ニオイに関する男女の意識・感覚の違いや、ミレニアル世代(22~36歳)とミレニアル世代以上(37歳以上)の間にある汗やニオイへの意識について世代差が明らかになった。
普段気になるニオイの種類について聞いたところ、TOP3は「汗のニオイ(75.0%)」「生乾きのニオイ(42.4%)」「タバコのニオイ(41.8%)」という結果になった。
男女差では、「汗のニオイ」は13.0%、「生乾きのニオイ」は17.8%、「タバコのニオイ」は14.5%も女性の方が上回る結果となった。
気になるニオイの種類でトップだった「汗」について聞いたところ、「自分が汗をかきやすい」と感じる人は7割(71.4%)となり、さらに気温の下がる秋冬でも2人に1人(50.0%)が「汗をかきやすい」と回答。
汗をかいた時、どこのニオイがどれくらい気になるのかを尋ねたところ、「体のニオイが気になる」と回答した人は77.6%、「服のニオイが気になる」と回答した人は79.0%となりました。
汗のニオイ対策については、1位は「制汗防臭剤・デオドラント剤を使う(55.0%)」、2位は「汗ふきシートなどウエットタイプの専用シートを使う(42.3%)」、3位は「ハンカチやタオルでこまめに汗をふく(36.0%)」という結果。
服のニオイ対策として「衣料用の消臭スプレーを使用する」という人は、わずか4人に1人(26.3%)という結果となりました。
汗のニオイ対策として知りたい・実践したいことを尋ねたところ、「汗をかいても服がにおわない予防方法(51.3%)」が1位となりました。2位の「汗のニオイがついた後の服の対策方法(39.4%)」よりも、事前におわないような予防法の方が、関心が高い結果となった。
ニオイ対策として、事前に消臭スプレーを吹きかけることで、衣類にニオイがつくことを防ぐという「先回り消臭」についての利用意向を尋ねたところ、いわゆるミレニアル世代(22~36歳)の利用意向は、ミレニアル世代以上(37歳以上)より10%も高い結果となった。
仕事中に汗をかいているときの気持ちについて聞いたところ、半数近くが人と接するのをためらうと回答。とくにミレニアル世代はミレニアル世代以上と比べて「自信がなくなる」と回答した人が2倍という結果となりました。
1日の中で最も自分のニオイが気になる時間帯を尋ねたところ、15~16時前後が最も気になる時間帯であることがわかりました。
●調査監修者/桐村里紗(内科医・認定産業医)
内科医・認定産業医/tenrai株式会社代表取締役医師。予防医療を「ライフスタイルデザイン」と再定義し、生活者の行動変容を促すコンテンツ開発を行う。著書に「日本人はなぜ臭いと言われるのか」(光文社)など。
【調査概要】
調査名 : ニオイに関する調査
実施時期: 2018年8月17日~8月20日
調査手法: インターネット調査
調査対象: 全国に住む働く20~50代男女800名(性年代別均等割付)
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