就活生、入社予定企業の決め手は?
株式会社リクルートキャリアのよりよい就職・採用の在り方を追究するための研究機関・就職みらい研究所は、就職みらい研究所 学生調査モニターの大学生・大学院生を対象に「就職プロセス調査」を実施し結果を発表した。
2018年12月1日時点で民間企業への就職が確定している大学生に対し、「就職先を確定する際に決め手になった項目」について尋ねた結果を分析したもの。
2019年卒学生に対して「就職先を確定する際に決め手となった項目」を尋ねたところ「自らの成長が期待できる」が47.1%と、約半数が回答する結果となった。
学生のコメントからは、安定志向がうかがえるなか、「将来が見通しづらい社会では自らの成長こそが安定に繋がる」という声が多く挙げられました。こうした背景から、「入社の決め手」として、将来のキャリアにつながる「成長」を挙げる学生が多いと考えられる。
男女別や業種別に見ると、学生の選択肢は「一律ではなく多様」であることが見受けられました。特に女性においては、将来のライフイベントがキャリアへ与える影響が大きいため、長く働き続けるうえでも、入社の決め手となった項目が男性よりも多い事が見て取れます。
「就職先を確定する際に決め手になった項目」について男女別にみると、女性は「希望する地域で働ける」が46.4%で最も高く、次いで「自らの成長が期待できる(44.8%)」 「福利厚生(住宅手当等)や手当が充実している(43.6%)」。
男性は「自らの成長が期待できる」が49.0%で最も高く、次いで「福利厚生(住宅手当等)や手当が充実している(32.8%)」「希望する地域で働ける(28.9%)」となった。
【2019年卒:2018年12月1日時点】
調査対象:2019年卒業予定の大学生および大学院生に対して、『リクナビ2019』(※)にて
2017年11月24日~12月8日、2018年1月16日~3月31日、5月18日~6月14日に調査モニターを募集し、モニターに登録した学生5,185人
(内訳:大学生4,052人/大学院生1,133人)
調査期間:2018年12月3日~12月10日
集計対象:大学生 1,243人/大学院生 550人のうち、本分析では、民間企業への就職が確定している大学生978人が対象
※リクナビ:株式会社リクルートキャリアが運営している、就職活動を支援するサイト https://job.rikunabi.com/2019/
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