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「AI採用」について調査

総合転職エージェントの株式会社ワークポートは、全国の転職希望者300人を対象に、【AI採用】についてアンケート調査を行い結果を発表した。

転職希望者がAIによる選考に対してどのような印象を持っているのか調査。

AIによる選考を受けたことがあるか聞いたところ、81.3%が「いいえ」と回答。

企業がAIによる選考を公表していない場合もあるが、実際にAIによる選考を経験した人はまだ2%程のようです。


採用活動にAIを導入する際どの段階までが適切だと思うか質問では、一番多かったのは56.0%で「書類選考まで」となりました。書類選考までが適切とする理由では「書類選考はAIを導入することで公平な審査が行われると思う」(30代・女性・接客販売)、「一番候補者が多い工程だから担当者の負担を減らせる」(30代・女性・事務)といった公平性や効率化を挙げる意見のほか、「人の魅力は対話で判断されるべき」(20代・男性・営業)、「一緒に働く仲間として人物面は実際に会って判断するべきだと思うため」(40代・男性・管理)といった、面接以降はAIではなく人同士で行うべきという意見が多く挙がりました。

一方で、AIを「導入するべきではない」という意見も15.3%あり、「人生を機械に判断されるのは嫌だ」という抵抗感を訴える声のほか、採用活動にAIを導入するにあたって「採用する人材の多様性の欠如」と「AIへの信頼度不足」などを懸念する意見が挙がりました。


AIを導入した採用活動は増えていくと思うか質問したところ、82.0%が「はい」と回答。

次に、採用活動にAIを導入していることでその企業への志望度は変化するか聞いたところ、64.0%が「変わらない」と答えました。理由としては「どう選考するかより、その会社そのものの魅力が重要だと思うから」(20代・男性・教育)、「その企業へのイメージと採用手法は別物だから」(30代・男性・営業)といったように、選考方法は企業への志望度に直接的には影響しないとする声が多く挙がったほか、AIによる採用を経験したことがないため判断がつかないという意見も散見されました。一方で、AIを導入することで志望度が「低くなる」と回答した人も20.3%いました。志望度が低くなる理由としては、「データのみで人の良さを見ない感じがするから」(40代・女性・営業)、「個性が認められない会社というイメージが出てしまう」(40代・男性・管理)といった会社の信頼度低下に繋がるという意見が目立ちました。


調査内容:AI採用について

調査期間:2019年3月5日~3月12日

調査対象者:当社利用者

有効回答:300人

ワークポート調べ https://www.workport.co.jp/