勤務先が男女平等だと「感じない」人が約50%
総合転職エージェントの株式会社ワークポートは、全国の転職希望者300人を対象に、【ジェンダーハラスメント】についてアンケート調査を行い結果を発表した。
対象者に、現在の会社(直近の会社)は男女平等であると感じるか聞いたところ、「とても感じる」(14.7%)、「やや感じる」(36.7%)とする人は合わせて51.4%となり、「あまり感じない」(33.0%)、「まったく感じない」(15.7%)とする人は合わせて48.7%となりました。
約50%は自身の勤務先は男女平等だと感じていますが、残りの半数は会社内で男女格差を感じていることがわかります。
また、感じないと回答した人のうち、男性では45.3%、女性では53.8%と性別による大幅な偏りはなく、男女ともに格差を感じていることがうかがえます。
現在の会社(直近の会社)で「男性だからこうするべき」、「女性だからこうするべき」といったことを言われたり強制されたりしたことがあるか聞いたところ、「よくある」(11.3%)、「たまにある」(19.0%)とする人は合わせて30.3%となり、「あまりない」(43.0%)、「まったくない」(26.7%)とする人は合わせて69.7%となりました。「ない」と回答した人が多いものの、約30%が男女の“らしさ”を押しつけられることで自身の言動を強制されたり制限されたりした経験があるということがわかりました。
女性がジェンダーによるハラスメントを受けているところを見たことがあるか聞いたところ、「ある」と回答した人が33.7%、「ない」と回答した人が66.3%でした。
男性がジェンダーによるハラスメントを受けているところを見たことがあるか聞いたところ、「ある」と回答した人が19.0%、「ない」と回答した人が81.0%でした。ジェンダーハラスメントを受けている女性を目撃した人の割合は、男性の場合より10%以上高いものの、男性に対するジェンダーハラスメントを目撃したと回答した人も約20%いることから、男女ともにジェンダーハラスメントにあっているようすがうかがえます。
転職するなら職場のダイバーシティ推進に力を入れている企業に転職したいと思うか聞いたところ、「とても思う」(43.3%)、「やや思う」(43.0%)とする人は合わせて86.3%となり、「あまり思わない」(11.3%)、「まったく思わない」(2.3%)とする人は合わせて13.6%となりました。
■調査概要
調査内容 :ジェンダーハラスメントについて
調査対象者:当社を利用している全国の転職希望者(20代~40代の男女)
有効回答 :300人
調査期間 :2020年2月10日~2月17日
※データは小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても100%にならない場合があります。
ワークポート調べ https://www.workport.co.jp/
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