熊本県南豪雨災害で無事だった球磨焼酎の原酒『文蔵旭』販売
酒類の販売を行う株式会社やまだ商店/酒商入船は、今月7月の熊本県南豪雨災害で無事だった球磨焼酎の原酒『文蔵旭』の販売を開始した。
今年7月の熊本県南豪雨で球磨川が氾濫し、人吉球磨地方は甚大な被害を受け、熊本の特産品である球磨焼酎の焼酎蔵の多くが、今回の水害で壊滅的な状況です。
球磨焼酎とは国産米のみを原料とし、球磨地方の地下水で仕込んだ醪(もろみ)を、球磨地方で蒸留し瓶詰したもの。
今回の水害では原酒どころか製造場や事務所なども流され壊滅的になっているのが3蔵元それぞれ協力し合って復旧に向けて動いています。
焼酎、『文蔵旭』は原料である米農家の「元田農園」、酒を作る焼酎蔵の「木下醸造所」、それを販売する酒屋の「酒商入船」、現地酒卸の「鳥越商店」、それぞれが小規模ながらも地域連携で完成しました。米は幻の米と呼ばれる『旭一号』を使用、今人気のササニシキやコシヒカリの先祖であり、古くから栽培されていた掛け合わせの無い原種米です。生産する農家は熊本でも数軒しかなく、元田農園は無農薬無肥料・自然栽培で生産しています。焼酎造りにおいては、機械化されて製造可能な製品とは異なり、昔ながらの造りで発酵・熟成を昔ながらの甕で貯蔵し、丸1年熟成した。
先行予約ある一定の数量注文を受けて、出荷の直前に瓶詰めする。
球磨焼酎『文蔵旭』は720ml、25度が2,500円、42度の原酒は3,500円です。
また、復興支援セットとして「25度2本セット8,000円」「25度1本と42度原酒1本セット10,000円」も販売。
全て税込送料込で販売はインターネット通販で行い、被害を受けた他の焼酎蔵の再興のため、売上一部を支援金とし球磨焼酎酒造組合へ寄付します。
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