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90%以上が企業に感染症対策を「行ってほしい」と回答!職場の感染症対策について調査

総合転職エージェントの株式会社ワークポートは、全国の転職希望者243人を対象に、【職場の感染症対策】についてアンケート調査を行い結果を発表した。

現在の会社(直近の会社)は感染症対策を行っているか聞いたところ、「はい」と回答した人は46.5%、「わからない」と回答した人が13.2%、「いいえ」と回答した人が40.3%でした。

「はい」と回答した人にどのような対策が行われているか聞いたところ、ほとんどの働き手が「マスク着用の義務化」や「アルコール消毒液の設置」と回答。

「会社からマスクを1人20枚配布された」(20代・男性・接客販売)、「インフルエンザの予防接種が必須となり会社から補助費が出た」(30代・男性・教育)といった、企業側が働き手の感染症対策を促すために金銭的補助を行う取り組みも見られました。また、「リモートワークが推奨された」(40代・女性・管理)、「通勤ラッシュ時を避けて通勤するように指示された」(30代・男性・営業)といった、人との濃厚接触を避けるために一時的に働き方そのものを変更する動きのほか、医療や教育従事者からは「毎朝職員の検温を義務化」や「次亜塩素酸での消毒徹底」などの具体的な取り組みも挙がりました。さらに、「社内で感染症対策についてのミーティングを行った」(30代・男性・システムエンジニア)、「社員向けの感染症対策研修が行われた」(30代・女性・医療福祉)といった、積極的に感染症対策についての話し合いや勉強の場を設ける企業の動きもうかがえました。

 一方で、半数以上は職場での感染症対策が行われていないと認識していることから、すでに企業間での対応に格差が出ているようです。

企業には感染症対策を行ってほしいと思うか聞いたところ、「とても思う」(71.6%)、「やや思う」(23.0%)とする人は合わせて94.6%となり、「あまり思わない」(3.7%)、「まったく思わない」(1.6%)とする人は合わせて5.3%となりました。

体調が悪くても無理をして出社したことがあるか聞いたところ、「ある」と回答した人が83.1%、「ない」と回答した人が16.9%でした。

平熱が36.0℃と仮定してどの程度の体調不良ならば会社を休む判断をするか聞いたところ、最も多かった回答は「38℃の高熱が出た」(53.5%)でした。次に多かった回答が「37℃の微熱が出た」(21.0%)となり、「発熱していないが、悪寒や倦怠感がある」(14.8%)、「39℃以上の高熱が出た」(5.8%)、「休まない」(4.9%)と続きました。60%以上が38℃以上の高熱が出なければ会社を休まない、またはそもそも会社を休まないと回答しており、80%以上が無理をして出社した経験があるという結果を裏付けています。

現在の会社(直近の会社)は体調不良のときに仕事を休める環境か聞いたところ、「とてもそうである」(31.3%)、「ややそうである」(32.9%)とする人は合わせて64.2%となり、「あまりそうではない」(26.3%)、「まったくそうではない」(9.5%)とする人は合わせて35.8%となりました。60%以上が体調不良で会社を休める環境だと回答していますが、一方で、どの程度の体調不良ならば会社を休む判断をするかという質問では半数の働き手は高熱が出なければ休まないと回答しています。

ともに働く人が体調不良で仕事を休むことについてどう思うか聞いたところ、79.4%が「体調不良なら休むべき」と回答し、20.2%が「どちらかというと体調不良なら休むべき」と回答しました。一方、「体調不良で休むべきではない」と回答した人は0.4%で243人中1人のみでした。


■調査概要

調査内容 :職場の感染症対策について

調査対象者:当社利用者

有効回答 :243人

調査期間 :2020年2月3日~2月10日  


ワークポート調べ https://www.workport.co.jp/